ちょっとだけ同期以上?

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もう、長いことこういう事から離れすぎていて、自分の感覚では、何があったかなどわからない。 嘘でしょ? グルグルと色々な事を考えていると、いつのまにか戻ってきていた、涼真の声にビクッと肩を揺らした。 「ほら、ちな。水」 特になにも変わった様子のない涼真に、私は何を聞いていいかわからず水を受け取る。 「ありがとう……」 とりあえず水を飲んで一息つこうと思うにも、この状況に慣れる訳もなく、私は一人動揺していた。 「あの涼真?」 「まだ頭痛いだろ?4時だしもう少し寝ようぜ。俺も眠い」 朝方に起こしてしまったという事だけは解り、私は「ごめん」と謝り質問を諦めた。 かといって、このまま眠れるわけもなく、自分の家でない事だけは確かだったので、静かにベッドを降りようとした。 すでに目を閉じていた涼真だったが、すぐに私は手をひかれベッドに引き戻される。 「ちな、何をしてる?まだ夜だって。寝ろよ」 そのまま私をベッドに寝かすと、子供を寝かしつけるように頭をポンポンとしたあと、涼真は寝息を立て始めた。
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