同期以上

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「ごめんね!待たせちゃって」 気が進まずついつい足取りが遅くなっていたのか、待ち合わせぎりぎりの時間になっていたことに気づき頭を下げた。 「全然だよ」 相手の彼や、旦那さんは会ったことがある人もいたり、初対面の人もいたりと簡単に挨拶を交わした。 そのままみんなでなだれ込むように、式場に入ると式が始まるのを待っていた。 「千夏も彼氏とくるっていってなかった?」 連絡を取っていた時は涼真も行くはずだったので、そう聞かれるとわかっていたので、用意をしていた言葉を発した。 「うん、そうなんだけど私達いま仕事が急がいくて。だから今日は私も式だけ参列」 「えーそうなんだ。千夏の彼にも会いたかった」 口々に言うみんなの言葉に苦笑する。
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