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君はここへ会いに来たけど
そこには昔のぼくはもう居ない
君も今のぼくではダメだろうな
ぼくもここへ何かに誘われやって来た
君が目の前にいる事が答えだろう
誘われたと言うより責任として
君が呼んでる夢を見た
あの頃は…なんて言わないで
今はどう?とか何してるの?とか
合せ鏡の様な事も…
ここでもそっちでも
たぶんこのまま合せ鏡なんだろうね?
人とは同じことをしたくない
そんな鏡に見えていたから
同じ事の繰り返しで
同じ情のぶつかり合いで
同じ心配を言い合って
同じ時間を学んで居た
いつもそこにはぼくが居たから
いつもそこには君が居たからだ
そこにはホンモノの二人が居たよ
あの頃は…ね?
そしてぼくは変わり果てた
冷たくて四角い君の墓石の前で…
独り空を見上げた。
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