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俺はドアの内鍵を掛ける。ドン!
「黒木~、開けてくれよ~」
「鴨川!? 気持ち悪いんだよ、脳ミソ猫!」
「そんな事言うなよ~、開けてくれよ~」
「黒木先輩、急ぎましょう!」
中村はしっかりしてる。
「ああ! 出口へ行こう」
俺達は出口へ行くと、愕然とした。チェーンロックだ。
「私に任せろ!」
オッサンはバールでガシャン! チェーンを殴る。
「ダメだ、びくともしない。お前達は他の出口を探してくれ」
「はい!」
「裏口を探してみましょう」
「離れるなよ? 確り、着いてこい」
俺達はオッサンを残し、走って裏口を探す。道具は金属バット1つ。心許ない。
すると、ガシャ「痛っ!」と中村が叫んで転ぶ。
「どうした!?」
「ガラスを踏みました~」
「危険だな。カルロス、肩を貸してやれ」
「分かりました」
カルロスは中村の右脇を持つ。
「済まん」
俺達は足下を注意しながら、院内を探索する。
「あった! 裏口だ!」
俺はドアノブを捻る。
「ぎすいな。バットでぶっ壊してやる!」
3人で木製のドアを破壊する。
「隙間が開いた。もう少しだ! 外から貼り付けられてるのか。テコの原理で……」
バキッ!
「開いた~」
そこは山奥だった。これからが勝負だ。
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