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「ああああああああ貴方!!転生者ですか!? なぜ禁断スキルの「禁断蘇生」をお持ちなんですか!?それに、「絶対強者」も持っているじゃないですか!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ」
あぁ。やっぱり俺だった。
「あ、あの!落ち着いてください!僕はそんなことしませんから!」
「...はい?」
「確かに俺は禁断蘇生と絶対強者を持っていますけど、そんな物騒な事なんてしませんよ!」
この誤解を早く解かなければ。この世界で生きて行けられない!
「で、でも...貴方はこの世界のデータを消した大罪の悪魔ですよ!?そんな事言われても信じられるわけないじゃないですか!」
大罪の悪魔って...俺ってこの世界に来て変な呼ばれ方しかしてない気がするんだが...。
「それはっ!そのデータを直す為に禁断蘇生を持ち、直す為に転生されたんです!絶対強者はなんの為に持たされたかは分かりませんが...。」
「信じても...いいんでしょうか?」
「はい!信じてください!この世界から消え去ったデータを直す為にどんな事でも致しましょう!」
ああ。疲れる。
「そうですか...そんな風に言われたら、信じるしかありませんよね!じゃあデストロイヤーさん。以上で冒険者登録を終わります。お疲れさまでした。
俺は...デストロイヤーじゃ...。
「俺はデストロイヤーじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「あ、お帰りカイトー!どうだった?」
こいつら神々どもがこんなスキルを持たせたせいでとんでもないことになっているんだ...。
「あ、カイトー。そういやもうひとつのスキル、ギルドで知ったわよね?あのスキル、手違いだったらしいわよ。」
......。このっ...。
「この駄女神ぃぃぃぃぃ!!!!!!」
この世界で上手くやっていけるかどうかはまだわからないが、この駄女神と一緒に上手くやっていけるかどうかに関しては、すでに目に見えている。
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