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ピコン
『そういうことです。カイトさんは、ロールプレイングゲーム、「ブラックGOD」の世界に転生されるのです。』
ブラックGODに!?俺が!?でもちょっと待て。罪を犯したって...俺が何をしたんだ!?
ピコン
『カイトさんはブラックGODで様々な記録を出しています。そのなかで一つ、世界で初めてブラックGODをプレイした称号があるのは、さすがにご存知ですよね?』
ああ。だってブラックGODの運営から感謝の言葉を貰ったし、そこから記念アイテム貰ったしな。だけどそれがどうしたんだ?
ピコン
『ブラックGODを初めてプレイした人のデータが、その実際にあるブラックGODの世界と繋がっているのです。』
何!!!???ブラックGODの世界ってあるの!?ビックリなんだけど!?しかも俺のデータと繋がってるって何?俺が進めたクエストによってあっちの世界も同じように動くってことか!?やばすぎんだろ!!
ピコン
『はい。カイトさんが言うとおり、カイトさんが進めた状況により、ブラックGODの世界もそのように動くのです。』
ピコン
『それでカイトさん。貴方は最終クエストで魔王を倒した後、復活させましたね?』
復活させたけどあれはミッションで魔王を復活させろってあったから、仕方なくやったんだよ!でも、あの魔王、生かせた代わりに二度と動けないようにしたはずだが...。
ピコン
『その封印が貴方のせいでまた解かれたのです。そう...世界No.1、通算100回目、分かりますよね?』
あ...。
『そうです。世界No.1を更新し続けると、データの一部が消える可能性があります。それで今回、世界No.1をカイトさんが取った瞬間、魔王封印のデータが消され、また魔王が暴れだしたのです。』
忘れていた...。最初のNo.1の時に書いていたあの注意書...。こんなことになるって知らなかったんだから仕方ないだろ!それに、魔王封印のデータが消えたのはたまたまだし、俺は何も悪くないだろ!?
「関係ありません。」
そこには、金髪の美しい女性がいた。
ブウン
「あ、あれ!?ここはどこだ!?」
暗い世界、椅子が2個置かれていた。
「カイトさん。貴方をいまからブラックGODの世界に転生します。ですが、いくら罪を犯したとはいえ、何も持たせず異世界に転生させるのは厳しいでしょう。なので、望むなら持っていきたいものをいい
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