第1話 神のお告げを聞きなさい!

4/4
前へ
/20ページ
次へ
なさい。どんなものでもいいですよ。」 この展開はファンタジー世界とかでもよくある場面...。ここで最強の剣とかチート武器を願ったりするもんだが、俺はそこまで後を考えないバカじゃない。この先いろんな苦難が出てくるに違いない。ここで何でもできる女神を願ったほうが絶対に特だ! 「なっ...なにを考えてるんですか!?今なら遅くないです...。私なんか連れていっても何にもなりませんよ!だから...。」 「いいえ。テラス...。貴方は石田カイトについていくのです。」 えっ。誰? 「その声...まさかウリエル様!?え...え...。か、勘弁してください~!!こんな変態そうな男についていきたくありません~...。」 おいコラ。女神。 「貴方はカイトに持っていきたいもの。として、選ばれたのです。いくら罪人だとしても、貴方はこう言いました。どんなものでもいいですよ。と。」 「うわぁぁぁぁぁぁあああん!!」 女神が泣き叫んでいる。なんだろう。想像していた女神と全然違う。今すぐ取り消したい。 「もう取り消すことはできません!罪人カイトよ!この世界を魔王から救うのです!さすれば、貴方のどんな願いでも叶えてあげましょう。行きなさい!女神テラスとともに。良きご武運を!!」 魔方陣らしきものが足元に現れる。そして何やら唱え始めた。 「これは神からのお告げです!聞きなさい!そして開きなさい!異世界への道を...首都、ブラックタウンへの道を!」 そう唱えると、俺たちの体は徐々に浮かび上がってきた。 「いやだぁぁぁあ!!!なんで私が行かないといけないの!?おかしいでしょ!?おかしいよね!?」 「なんか...すまん...。」 「うるさいわよ一生童貞!!」 「んだとこのクソ女神!!」  ブウゥゥゥゥゥン そうして、俺たちの異世界生活が始まった。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加