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なさい。どんなものでもいいですよ。」
この展開はファンタジー世界とかでもよくある場面...。ここで最強の剣とかチート武器を願ったりするもんだが、俺はそこまで後を考えないバカじゃない。この先いろんな苦難が出てくるに違いない。ここで何でもできる女神を願ったほうが絶対に特だ!
「なっ...なにを考えてるんですか!?今なら遅くないです...。私なんか連れていっても何にもなりませんよ!だから...。」
「いいえ。テラス...。貴方は石田カイトについていくのです。」
えっ。誰?
「その声...まさかウリエル様!?え...え...。か、勘弁してください~!!こんな変態そうな男についていきたくありません~...。」
おいコラ。女神。
「貴方はカイトに持っていきたいもの。として、選ばれたのです。いくら罪人だとしても、貴方はこう言いました。どんなものでもいいですよ。と。」
「うわぁぁぁぁぁぁあああん!!」
女神が泣き叫んでいる。なんだろう。想像していた女神と全然違う。今すぐ取り消したい。
「もう取り消すことはできません!罪人カイトよ!この世界を魔王から救うのです!さすれば、貴方のどんな願いでも叶えてあげましょう。行きなさい!女神テラスとともに。良きご武運を!!」
魔方陣らしきものが足元に現れる。そして何やら唱え始めた。
「これは神からのお告げです!聞きなさい!そして開きなさい!異世界への道を...首都、ブラックタウンへの道を!」
そう唱えると、俺たちの体は徐々に浮かび上がってきた。
「いやだぁぁぁあ!!!なんで私が行かないといけないの!?おかしいでしょ!?おかしいよね!?」
「なんか...すまん...。」
「うるさいわよ一生童貞!!」
「んだとこのクソ女神!!」
ブウゥゥゥゥゥン
そうして、俺たちの異世界生活が始まった。
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