「こんな俺でよろしければ、」

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彼女の好意に甘えて、シャワーを拝借する。 彼女のシャンプーやボディソープが、自分の愛用するクール系じゃないのは当たり前なんだけど、 なんだかやたらといい匂いで……だめだ、どうもむず痒い。 結局カラスもびっくりの早さで風呂から上がる羽目になってしまった。 髪を乾かすのもそこそこに、ベッドに倒れこむ。 彼女の香りがフワッと鼻から抜けて、一瞬頭がグラッとする……だけど、とにかく疲れすぎていて。 包まれてるような、心地よい感覚。 夢を見るのも忘れて、俺は泥のように眠った。
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