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《クゥガ》
あの告白をさせてからなんか変だ…
ジナヒョンと付き合いだしてから、、そういう意味で俺の事が好きなんだと気づいてた
最初は、誘ってくる度めんどくさかったし、嫌だった、、
けど、それも慣れていけばなんてことない…
そして、、突然真顔で、告白された…
もちろん俺はジナヒョンがいるから断った、けど、、、既に少しだけ心が揺らいでいた
その後、テタヒョンが何か発したが俺はよく聞き取れなくて、質問し返す前にヒョンは自室へ戻ってて行った…
どうせまた明日になれば、しつこくヒョンが抱けだの、付き合えだの冗談口調で言いだすことを知っていたから
けれどそんな日は二度とこなかった
それから数日が経ちテタヒョンは、俺じゃなくてユンジィヒョンのとこへいくようになった
ユンジィヒョンも口ではウザいだの、うるさいだの言ってはいるが、まんざらでもなさそうな態度だ
正直それが気に食わない
何故かはわからないが、今まで、何があっても隣にあり続けた温もりがある日突然無くなって、不安に苛まれた
俺は自然とテタヒョンを目で追うことも多くなり、常にイライラしてるようになった
そんな感情を消したくて
ジナヒョンを無理矢理抱くようになったその回数は次第に増えて行った
それでも頭に浮かぶのはテタヒョンばかり
あの人ならどう喘ぐのか
あの人ならどう求めてくれるのか
どんな声で鳴き、どんな表情で誘うのか
そんなことばかりが頭をよぎる
そしてまたそれが俺を無性にイライラさせた
そして、ある時気づいた
『俺はテタヒョンのこと何も知らないじゃないか』
知らないから気になるんだ
そうやってこの感情に意味を無理矢理こじつけた
本当の理由に気づいてるくせに、見て見ぬふりをした
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