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《コンコン》
「テタヒョン少しいいですか」
そう尋ねれば
『どうぞ~』
と返事が返ってきた
ああ久しぶりのヒョンだ
ドキドキする心臓に気づかないふりして部屋に上がった
ヒョンの隣に腰掛け疑問を投げかけた
「いきなりなんですけど、その、、いつから俺のことが好きなんですか?『ブフォッエホ( >д<)、;'.・ ゲホゴホ』
いたって真面目に質問したのにヒョンは盛大に飲んでたコーラを吹き出した
「ちょッ、、汚いです」 『んn、いや、お前がいきなり変なこと聞くからだろっ』
そう言いながら吹き出した飲み物をかたずけた
ひと段落してから『んーはっきり気づいたのは最近だよ』
なんだ最近なんだ…
何故か少し落ち込んだ、俺は何を期待していたのだろうそんのことを考えていたらヒョンがまた口を開いた
『でも、よく思い出してみれば、多分デビュー当時からだと思う』
「え?」そんなに昔から…
俺がジナヒョンを好きになる前から…まだテタヒョンが素直に一番だった頃から…
何故か胸を締め付けられるほど嬉しい感情や複雑な感情に苛まれた
「ヒョンは、俺のどこが好きなんですか?」
一番の疑問だ
こんなに僕よりかっこよくて面白くて、意外としっかりした人が何を思って僕に執着していたのだろう
『ええw何クゥガ、、ヒョン好きになっちゃった?』
なんて笑ってからかってくるもんだからつい
いいから答えて
と、催促してしまった
『はいはいw、
そうだなぁ、可愛いとこやかっこいいとこや勿論外見も好きだよ
でも中身も大好き、ヒョンたちのために泣いたり、自分より周りを優先したり』
ヒョンはその後も長々と語ってくれた、
よくもそんなに出てくるもんだな、と感心した反面よく見ててくれてるなと恥ずかしくなった
不覚にも、俺を好きだと語る横顔を綺麗だと思ってしまった
何より一番驚いたのは、俺の好きなところを話しているはずなのに、あまりにも楽しそうに、顔を赤らめながら話すこの人を見てその視線の先の俺自身に嫉妬した
そして俺のことが本当に大好きなんだな、と思ったのと、同時にこの顔をずっとと見続けていたいと思ってしまった…
話し終えてスッキリしたのを見て、「本当に好きなんですね、俺の事…ありがとうございます」
と一言伝えて部屋を後にした
でもやっぱりこの気持ちが晴れることはなかった…
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