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「えへへー、どういたしまして!えっと、お母さんなら今朝アメリカに向かいました!」
「なのでしばらくの間おにぃちゃんと二人暮らしです!」
あぁ、やっぱりそうか。親父、覚えてろよ。
帰ってきたら一発ぶん殴ってやる、絶対に。
そんなことを考えていたら雪が不安そうにこちらを見ていた
「ん?どうかした?」
「おにぃちゃん、めいわくでしたか…?」
そんな顔で見ないでくれ、可愛すぎてなにも言えなくなっちゃうだろ
いやほんと、涙目に上目づかいは反則
「や!全然そんなことないよ!むしろ嬉しいくらいだよ、いつも一人だったからさ(笑)」
ほらみたチョロい
「ほんとですか!?ありがとうございます!」
「あ!おにぃちゃんの名前教えてくれませんか?」
「あぁ、遅くなってごめんね、俺の名前は春だよ、これからよろしくね」
すると雪は花を咲かせたような満面の笑みでこう言った。
「はい、こちらこそよろしくお願いします!春おにぃちゃん!」
あぁ、この笑顔には勝てそうもないな。
これから先の生活に一抹の不安を抱きながらも、俺は神様にこう言った。
(こんなかわいい妹をくれてありがとうっ、ラブコメの神様!)
やはり男なんてみんなこんなものである。
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