第一章 新たな出会いに感謝を込めて

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第一章 新たな出会いに感謝を込めて

あのまま外にいても仕方ないのでとりあえず家に入ってもらった。 1時間ほど経過し、今はリビングで二人きりの状況である……が 「おにぃちゃんどうしたんですか?さっきからずっと黙ってますけど…」 これだけ時間が経ってもまったくもって落ち着けない俺がいた。 「いや、えっと、あの、ごめん!いきなりおにぃちゃんとか言われても何が何だかわからなくて。君は誰なの?本当に俺の妹なの?」 年下の女の子相手にキョドりすぎて気持ち悪いなおい… でも男なら誰だってかわいい女の子を目の前にしたらこんなものだろう。うん、多分絶対。 「あ、自己紹介がまだでしたね、えへへ」 「うんと、今日からおにぃちゃんの妹になります、一ノ瀬 雪です!あっでも苗字は変わるから、晴乃 雪です!今年で中学3年生になりました!」 「おにぃちゃんのお父さんと雪のお母さんが結婚することになったので、よろしくお願いします!」 ん…?結婚?親父が?今アメリカにいるのに? そんなことなんも聞いてないぞクソジジィ!! ちょっと待てよ、ってことは雪のお母さんって… 「そういうことだったのか…、教えてくれてありがとう雪ちゃん。ところでさ、雪ちゃんのお母さんってどうしてるのかな?」     
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