【与えられたモノ】

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 だったら私は、私達は、いつまでも貴方様のお帰りをお待ちしましょう。  どうせ動くことも声を出すことも叶わないのですから。ただ待つことしか出来ないのですから。  ただ、貴方様がいないこの寂しい空間の中で、貴方様のことを想い続けることしか出来ないのですから。  でも――帰って来た、その時には。  私は精いっぱい、この『心』から生まれた“感情”を貴方様にお伝えします。  この身体が壊れようとも。  貴方様が驚きなさっても。  私は必ずや、貴方様にお伝えします。 『私達を造ってくださって、ありがとうございます』――と。
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