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学校へ行く準備をして階段を下りリビングへ入るとお母さんが、朝ごはんの準備をしていた。今日の朝ごはんは、どうやら目玉焼きトーストにサラダ、コンソメスープだ。
「おはよう、優姫」
「おはよう、お母さん」
そう言って、椅子に座り手を合わせいただきますと言って食べ始めた。何時もながらお母さんの手料理は、栄養バランスも考えて作って美味しい。
さすが栄養士免許を持っている人の料理だと何時も思う。
「お父さんは、確か今日、出張から帰って来るだっけ?」
「ええ。そうよ」
「あ、お母さん。今日の弁当は、いらないから」
そう言うとお母さんは、私の顔を見てニッコリ微笑みながらスープを飲んだ。
「やっと、優姫にも友達ができたのね。お母さん嬉しいわ」
「友達では、ない」
そう言うとお母さんは、固まり2秒ほど停止して、何か思いついたのかさっきよりも明るいまんべんな笑顔で、私を見た。
「彼氏が出来なの?そうね、優姫もそんなとしだもの。彼氏が出来てもおかしくないわ。
解ったわ。お母さん、優姫の事応援するわ。よし、今日晩は、お祝いに赤飯にするわね」
「大袈裟で、とても迷惑すぎだからやめて」
そう言って、サラダを食べた。
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