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私は、一口、二口食べあまりにも美味しさで笑顔になっている事ぐらい解る。やっぱりこいつの料理は、憎いほど美味しい。 「そうだ。スープがあったんだ。温めるから飲んで」 「良いの?」 「良いよ。私、お母さんのスープが好きだから、お母さんは、いつも多めに作って、残してくれてるの」 そう言って、私は、スープを温めた。確か今日は、かぼちゃのスープだったな。グツグツと温もったころに火を止め、スープ用のマブカップの中にスープを入れた。 「熱いから火傷しないように」 「ありがとう」 そう言って、微笑みスープを飲んだ。するとおーじは、驚いた顔で私を見る。 「美味しいっ!」 「そう?ありがとう」 私が作ったわけでもないけど、褒められると少しだけ嬉しい。
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