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相変わらずお母さんは、ふざけている。でも、お父さんに比べたら好きだ。あの人は、私の事を縛り自由を奪う。でもあの人が言っていることは、正しくいつも間違っていない。間違っていないこそ、あの人の思い通りになってしまう私がいる。 私は、部屋に戻り勉強を始めた。少しでも、成績を上げて、良い大学入って、良い職場へ行く。 「ひめ。僕の、そろそろ帰るね」 時計を見ると6時半。私の家からおーじの家まで、そんなに遠くは、ない。しかし、いくら遅いと言ってもお父さんが帰ってくると面倒な事になりそうだ。 「明日のテストは、大丈夫?」 「う、うーん、えっと…何とか頑張るよ!」 笑顔でおーじは、そう言った。少しだけ不安だけど…私は、成績を落としたくない。いや、成績まで、落としたくない。 「テスト中は、教えられないから努力しなさい」 「はーい。んじゃ!また明日ねー」 そう手を振りながらおーじは、帰って行った。そう言えば、あいつ今日、あんまり勉強をやってない。って…どうして私は、こんなにもあいつの心配してるんだろ? 「変な時間にサンドイッチ食べたからあまりお腹すいてないや…」 ここ最近、あいつの事ばかり考える気がする。
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