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その日の放課後から始まった勉強会。私は、おーじに毎日と言ってもいいほど私の家で、私の部屋で勉強を教えた。 「明日からテスト開始。だから私は、これから明日ある数学、英語のテスト範囲の復習と予習をするから解らないところがあったら聞いて」 「はーい」 おーじは、真剣に勉強を始めた。そして、1時間、2時間ほどすると突然おーじは、私を見てこう言った。 「大変だよ。ひめ」 「何が?」 「お腹すいた」 その言葉と同時におーじのお腹が鳴った。確かにお腹すいたのは、解る。しかし何が大変なのだろうか?別に我慢すればいい話だ。 「そう」 「お腹空きすぎて、集中出来ない」 そう言って私を見る。私は、ため息をはき立ち上がり少しだけ考えた。 「解った。何がないか探してくるから待ってて」 「やった!うん。待ってる」 おーじは、目を輝かして嬉しそうな顔で言った。可愛い。やっぱりこいつ実は、小動物なのではないだろうか? そんなこと思いながら私は、台所へ向かった。
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