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「……あんたコレ、下どろどろなんじゃないの?」
「ぁ、わかんな……、う」
素のままの右胸から指を滑らせ、ベルトの留め具を外す。びくびくと細かく腰を震わせる田波に見られながらベルトを引き抜いた史は、黒のスキニーをずるりと脱がせた。
肉付きの悪い細い足が、気まずそうにシーツを蹴る。
「待ってあんた。足これ、なに」
「あ? っ、……別に、ないだけ。珍しい?」
するりと這わせた手のひらが、肌の滑らかな感触だけを伝えてくる。体毛が薄い男もいるだろうけれど、田波のこれは、明らかにな《・》い《・》。
「ピアスとかこれとか、あんた、どんな趣味してんの」
「っ、はは。お子様には、ン、まだ、早いんじゃね……っ、ぁ」
「……うざ」
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