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すりすりと手触りのいい足を撫で回し、膝の裏を指先でぐっと押し込む。普段晒されることのない場所だからだろうか。田波がびくっと腹を揺らした。
「……あーあ、どろどろ。これどうすんの?」
「ん、んんっ」
見事に染みを作ったそこを指先で刺激すれば、手の甲で唇を抑える田波の喉が苦しげに呻く。
「1回出しとけば。どうせローションとかないんだし、代わりにさ。ね、いい案」
「っあ、じゃ、脱がせよ、クソが……ッ」
「んー? ……あ、ここにまでピアス開いてたりして」
ぐり、と容赦なく指先を突き立てた史に、田波が声もなく喉を反らし、びくびくと内腿を震わせる。じわと広がる濃紺に、史は思わずハッと笑みを漏らした。
「……イッたんだ、これで?」
「んッ、……るさいっ。……最悪だ」
「出したのあんただけどな」
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