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下肢を繋げたままばさりとシャツを脱いだ史に、くっくっと田波が笑う。振動がダイレクトに伝わる感覚に、史は眉を寄せて息を詰めた。
「随分余裕じゃん、センセ」
「まぁ、まだ突っ込まれただけだし」
「……下品な言い方」
「上品さを求めるなら、可愛い女の子にでもッあ!」
可愛げのない言葉でにやつく田波が腹立たしくて、ぐぬぐぬ甘えてくる粘膜を柔く突き上げる。それだけで声を裏返した田波は、羞恥と苛立ちの篭る目で史を睨みつけた。
「だから、そんな急にすんなって何度も」
「いいじゃん別に。どうせ、これから繰り返すんだしっ」
「ふッ、あぁ、やっ……ぅ」
震えた息を吐き出した田波の唇から、それまでとは打って変わって甘ったるい声が惜しみなく溢れる。
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