一冊の本

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「はい、この一冊の本渡しておくから!」 目の前にいるその彼女からそう言われて仕方なく僕は、その一冊の本を受け取った。 彼女は僕に尋ねる。 「その本を受け取った限りはどうするの?」 僕はただ一言だけ発した。 「まだ何も決めていない」 彼女はただ一言、こう言った。 「そう。」 僕は思い悩む気持ちを持ちながら、そのままその部屋を出ようとすると、彼女はこう言った。 「お代は後でちゃんと頂きますからね!」 僕は若干その言葉に腹を立てながら、そのままこの部屋を出た。
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