ファスナー
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バックの紐を手が白くなるまで握り締める。口の中はすっかり干からびて、舌が貼りついてしまうほどだ。それを潤すように、ごくりと唾を飲む。 そして。 僕は、空を見上げた。 オレンジ色の空。ほんのりと夜に染まりつつある空。その空を真っ二つに切るように。 銀色のファスナーが走っていた。 さらに。ファスナーは少しばかり開いていて。 声は、そこから聞こえていた。
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