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B「本当は崖の上で私にその話をするつもりだったんでしょう。私は待ってる間に写真を撮っていた。あなたの言うとおり、崖の上からの景色が素敵だったから」
A「なあ、俺の言うこと聞けよ」
B「あなたは撮られるということに極度にナーバスになっていた。だから、崖の上で撮影している私が、遅れて現れたあなたにカメラを向けた瞬間、動揺して思わず私を突き飛ばした」
A「殺されたくねえなら俺の言うこと聞けよ?な?」
B「犯人が現場にもう一度来るって、本当にあることなのね。私の死体からカメラを持ち去るつもりだったんでしょう?」
A「俺は将来を期待されてる男なんだ!こんなところでつまづくわけにはいかねえんだ!てめえみてえなクソカメラ女のせいで!」
B「人を殺そうとした上に、よくそんなひどいことが言えるわね」
A「この崖も!てめえの後ろに生えてる木も!マンションも!このあたりの土地は全部うちのもの!全部俺の親父のもんだ!俺は継ぐ責任があるんだ!」
B「そう言って悪事を葬ってきたのね。でも、それももうおしまい。あなたの後ろ」
A「!てめえ…!もう警察呼んでたのかよ…。くそが!警官2人か…」
B「…」
A「なあ、金はやる。頼むよ、黙っててくれ。お前は賢くて冷静な人間だ。俺の立場分かるよな?」
B「あなた、本当に自分のことだけなのね。崖から落ちた時、私がかけてるメガネ吹っ飛んだのよ?気がついたら木の枝の上、メガネもなく何も見えなかった怖さが分かる?」
A「俺はここで捕まるわけにはいかねえんだ。だから黙っててくれよ」
B「奇跡的にメガネが多少曲がっただけですんでるけど」
A「黙れって言ってんだろうが!」
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