どんな時も、世界は美しい。

5/12
前へ
/12ページ
次へ
「和人? なにやってんだよ」  気づけば後ろを走っていたはずの冬樹は俺の前を走っていて、俺の方をずっと見ていた。いつの間に俺は、抜かされていたのだろうか。 「早く行くぞ!」 「はいはい」  抜かされるのは、なんだか嫌だ。  俺は負けじと、足にぐっと力を込めた。  
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加