[2] ラベンダー畑

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普段はいい声じゃないのかと少し落ち込んでしまう。 彼女がぎゅっとしがみついてきた。 力が、強い。 「ね、子守唄、ほしいの」 結局そうなるのかと私は笑う。 ラベンダーが散乱する寝床でふたり。 時刻はすでに午前1時。 歌と言うより囁くように、彼女を夢の世界へ導いた。 2/end
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