[3] 無尽蔵のガラクタ

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仕方なく声をかける。 「夕飯は買ったんだけれど」 腰が抜けた時に崩れてなければいいのだが。 彼女は小さく「わあい」と言うと、四つん這いで近づいてきた。 二足歩行をしないと、そのうち人間であることを忘れてしまうと思う。 それを口には出さず、私もゆっくりと立ち上がった。 「ごはんにしよう」
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