[3] 無尽蔵のガラクタ

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「それじゃあ、部屋が片づく頃には、きみが満腹になるんじゃない」 極力、怒ったよ声色にならないよう、慎重に慎重に、疑問を口にした。 「だいじょうぶ」 上目づかいで彼女は答える。 「食べたものは10年後までとっておくの」 ああ、私は彼女のことをなにも知らないなあと痛感する。
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