01:親友きたれり

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俺は重力に従って、再び伊根屋の腕の中におさまった。 「……俺を助けにきたと言うのは」 「部屋の片付けと、身体の処理」 伊根屋は遠慮がちな笑顔を俺に向ける。 「不死と言えども首だけじゃあ、なんにもできないからね」 私はまだ状況を理解していない。 いや理解することを拒否している。
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