聖夜の贈り物~4~

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「どうして欲しいですか?」 「・・・い、言いたくない」 「じゃあ、ずっとこのままです」 「それも・・・やだっ、・・・あッ!」  葛藤する宏実さんを見つめながら、人差し指を蕾にピトッと置くと、それだけでビクリと腰が跳ねた。  そのままくるりと蕾の周りを円を描くように撫でれば、潤んだ瞳が強請るように私を見上げる。  早く、と目で訴えている。  でも、ちゃんと言葉で言って欲しいから。   「どうして欲しい?ちゃんと言って下さい」  有無を言わさない低い声で、もう一度聞く。
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