聖夜の贈り物~4~

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 右の口角だけ上げて見下ろせば、潤んだ瞳が驚いたように見開かれた。 「・・・っ、ちが」 「違うんですか?これ、初めて見る下着ですけど」 「あ・・・そ、そうだけど・・・そういうわけじゃ、ない」    否定しようとする彼女の言葉に被せるように言えば、動揺したように目を逸らされた。  いま、絶対嘘ついた。  本当素直じゃないんだから。  まぁ、否定するのは予想してたけど。 「今日のために新しい下着、用意してくれたのかと思ったのになー」 「うぅ・・・ち、ちがうもん」    本音を引き出そうと意地悪な言い方をしてみるけれど、頑なに否定する宏実さん。    ここまで否定されたら、無理矢理にでも素直に言わせてやりたくなる。
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