聖夜の贈り物~4~

9/10

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
 核心に触れないように、焦れったくなりそうな程ゆっくりと舌を襞に触れさせる。  膣からどんどん溢れてくる蜜を眺める。  感じた女性の甘い香りに、くらくらする。  舐めつくして、ぐちゃぐちゃに苛めてしまいたいのをぐっと堪える。 「あっ、んぅっ・・・莉那・・・」  ゆらりと揺れる腰。  切羽詰まったような声色。  漏れそうになる笑みを押し隠して顔を上げると、我慢できない、と言いたげな潤んだ瞳があった。   「どうしました?」 「・・・分かってるくせに」 「分かりません」 「・・・・うぅ・・」  分からないフリを決め込む私に、不満そうな声を漏らす宏実さん。  可愛い。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加