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お盆
これは少し前のお話。
俺「ん、じゃあなー」
友達「おう、また今度な。次、食いに行くときはサイゼ以外だかんな~笑」
夏休み後半、俺は久々に中学の頃の友達と食べに行っていた。久々に会ったというのもあってテンションが上がり、時間はかなり遅くなり家に着いたのは12時の少し前。
(やばいな…遅くなりすぎた。時間もあれだし、電話で鍵開けて貰うしかないか。)
俺の家は一戸建てで一階を祖父母、二階を父母と自分で生活していた。そのためこんな遅い時間に帰ると祖父母は寝ているためドアチャイムを押すと起こしてしまう可能性があり電話で親に開けてもらう必要があった。
『プルルル…プルルル…。ガチャ…』
しばらくの無言
俺「父さん?、今、帰ったから開けて」
父「あー…ん。わかった。」
ぎこちない声で、父さんは了解した。
最初の少しの沈黙に違和感を感じつつも、俺は(夜中だし、お酒のんで寝てたのかな)と思った。
少しして、扉の奥で玄関の灯りがつけられて鍵を開ける音が聞こえる。
俺「遅くなってごめんなs…!」
父「ん。おかえり」
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