月は泣き、星は添う

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 純粋な魔法族にもなり切れず、かといって『月の人』にもなり切れない。  中途半端な、はみ出した存在。  一体、私は何者なのだろう。  どうして、魔法が使えるのだろう。  何処に行けば、私は受け入れられるのだろう。  ずっと考えてきた。  答えはまだ、出ていない。
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