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「ねぇ、先輩
先輩はどうして、そんなホワホワしてるのに
ちゃんと自分の仕事正確に出来るんですか?」
昼休み社食でご飯を食べながら、
ずっと気になってたことを聞いてみた。
先輩は、口に含んでた水を飲み込むとき
だったのかビックリした様子で
ケホケホと咳をしていた。
2.3度咳をした後
「びっくりしたぁ。私未だまだだよー。よくぶつかるし、物落とすし書類落としちゃうし…。
いつも、皆んなに助けられちゃう。
だからお互い様なんじゃないかなーと思ってるの。
誰かが困ってたら、手伝う…それって普通じゃないのかな。」
先輩からは、独特の癒しオーラが出ていて
思わず癒されてしまう。
「でもそうだなぁ〜、
敢えて伝えるなら、
私はなにかした後、
あーまたしちゃうかもって思うから、
そのあと何回か確認するようにしてるかなー。
例えば営業周りの資料は
これで足りてるかなーとか、
今日のスケジュールは合ってたかなーとか
そういうの」
「そうなんですね!やっぱり確認て大事なんだ」
「そうだよー、
やっぱり人間誰でもミスはしちゃうからね。だから、茉莉花もちゃんと落ち着いて確認したら大丈夫だよ。2.3分仕上げに遅れたって、
別に何か起こるわけじゃないんだから大丈夫!」
あぁ、そっか。
先輩はちゃんと相手に伝わるように
言葉を選んで話してくれてるんだ。
直感的にそう感じた私は、
先輩の洞察力って凄いなと感じた。
先輩の人柄も相まって、
決して威圧的ではないものごとの伝え方が
先輩の魅力の一つなんだなとも思った。
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