三行から参加できる 超・妄想コンテスト 秋スペシャル

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A「あ、君も来たんだ」 身体に積もる雪も気にせずカメラを構えていた彼女が 私に気が付き声をかけてきた A「今度は私が先だったね」 そう少し嬉しそうに呟いて再びカメラを構えた 目的はおそらく自分と同じく目の前のモミジの木 秋にこの山に来た時はまだ緑色や黄色の葉が多かった中 このモミジの木だけは真っ赤な紅葉を見せてくれた 秋に真っ赤だったこのモミジは今は白い雪化粧を見せていた B「うん、冬のここの景色も見たくてね」 ここは山の中にある神社に続く道から少しだけ外れた場所なのでので知っていれば 来るのは困難ではなかった 川の周りに不揃いのモミジが並んでいる 運が良ければ冬山の動物が撮れるかもという淡い期待もあった 冬の彼女に会えるかもしれないという淡い期待があった
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