第一章 隠す感情 

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「林斗?もしかして儂の事嫌いになったのか…?儂は林斗を愛してる…。それじゃ駄目なのかっ!?」 「うえぇ。林斗ぉ…。嫌いに…ならないでぇ…。私は林斗の事が好きなの…。だから林斗も私の事を好きでいてぇ…。」 何でさっき会ったばかりの人にここまで… 「別に僕は二人の事を嫌いってわけじゃないよ。本当に、心から愛してる!さっきあったばかりだけれど、僕は二人を見た時可愛いって思った。それから心臓がドキドキして…!胸が苦しいんだ!僕は二人が大好きなんだ。」 僕も大概だな。さっき会ったばかりの人にこんな事言うなんて……ていうか言っちゃった!好きって!愛してるって!ああもう!素面に戻った時何も覚えてないでくれよ! 「「よかったぁ~。えへへぇ~。」」 仲良しこよしかっ!かわいすぎだろ!好き!っと、ハデスとバステッタは安心したのか眠っちゃった。じゃあ僕ももうそろそろ寝よう。おやすみなさい… …腹痛い…何でかな?数時間の内容が濃かったから?まぁ、とりあえずトイレ行こう。寝てるからこっそり行って戻れば大丈夫だよ。きっと。 「林斗ぉ~…どこ行ったのじゃぁ。どこにも行かないって!一緒にいてくれるといってくれたのじゃ!それは嘘だったのか!?うぅ…。好きじゃぁ、林斗…。早く戻ってきてくれぇ!」 「私の事可愛いとか好きとか言ったのは嘘だったの!?返事してよぉ~!林斗ぉ!私はあなたの事が好きなのよ!林斗!だから早く戻ってきてぇ!」 トイレから出たところでそんな声が聞こえる。トイレ行ってただけなのに。 「僕ならここにいますよ?ちょっと腹が痛くなっただけです。ていうか…いい加減服を着てくれます?」 裸で美少女二人に泣いて愛を訴えられるって結構恥ずかしいんだよ? 「別にいいじゃん~。ここ私の家だから~。そんな事より~林斗~朝風呂入ろ~。」 「いや!駄目でしょ!これだけでも僕は拒否し続けますからね!そういうのは恋人同士でやってください!入るなら一人で!」 「じゃあ儂らの近くに来い。やりたい事があるからの。」 「あんた実は結構酔い冷めてきてませんか!?はぁ。で?何ですか?」 二人の近くに移動するとバステトが僕の顔に両手を当ててきた。何をするつもり何だろう?あとハデスさん?バステトさん?なんか目にハートが浮かんでません? 「あ、あの?一体何をするつモガッ!?」 えっ!?今何されてんの!?
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