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目の前にはバステトが顔を真っ赤にして目を閉じてるんだけど!?あ。まつ毛長い。今更だけど綺麗な顔立ちしてるな。ていうか口に何か柔らかい物が……!?もしかしてこれって!バステッタの唇!?ちょ!?なんで急にキスを!?僕の口にバステッタ舌が入り込んで僕の舌と絡み合ってる。気持ちいい感じがする。けどやっぱり恥ずかしい!と思ってたらバステッタが離れた。
「ふにゃぁ…し…舌が…。バステトの舌が絡み合って…。もっとぉ。もっとお願い…。」
「私からは今日はもう終わりだよ。私ももうちょっとしたかったけどねぇ。」
「林斗。次は儂とじゃ!バステッタよりも濃厚で気持ちいいキスをしてやる!」
そういうと今度はハデスが僕にキスをしてきた。目の前には色気が満載な会ったばかりの時とは違うハデスの顔があった。だけどキスはたどたどしく、慎重に試すようにゆっくり舌を絡ませてくる。それが返って気持ちよく感じる…。
「ふにゃぁ。二人ともすごいのぉ。気持ち良かったのぉ。」
「っ!!もう我慢出来ない!」
そういうとバステトがまたキスをしてくる…。理性が無くなりそうなほど気持ちよくて、ほんのり甘い。
「なんでか分からないけど片方裸でイチャイチャしてるところ悪いですけどいいですか?」そんなとても甘い時間を僕が知らない声が中断させた。ゆっくり唇を離す。
「まさかハデス様やバステト様が人間と契約する日が来るとは…。世の中捨てたもんじゃありませんでしたな。」
「とても…色気がある子と契約したの…。欲求不満だったの?」
「むぅえ…?あぁ…。お客様ですねぇ。ちょっと落ち着きたいので待っててくださいねぇ。」
そう言って呼吸を整えて落ち着くと今までバステッタとハデスとやっていた事を思い出す。ってナレーションみたいなのしてる場合じゃない!僕今バステトとハデスとキスを…!
ボンッ
「「「爆発した…!」」」
「なの…!」
恥ずかしい!裸のバステトとハデスとキスしたりしてるところを見られてたなん…て?あれ?いつから見られてたの?聞いてみよう…。
「あ…あの?一体どこらへんから見ていたんですか…?」
あーもうすごい声震えてるよ。自分の声だけど。別の事を考えていたからか、そこで発せられた言葉に思考がオーバーヒートすることになる。
「「「そこの二人が泣いて林斗を探し始めた時から。」」」
「なのっ…!!」
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