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「うーんとね?うーん……むぅ。」
契約の仕方か…。男の子とだとやりづらい方法しかないんだよね。
「どうしたんですか?そんなかわいい声出して。」
「か、可愛い!?君…もしかして女たらしとかだったのかい?」
ほんと油断ならないな林斗は。私が神様ってわかってそう言うなんて。
「女たらしって…。僕は本当にバステッタが可愛いと思ってるから言ってるんですよ?本当に、ね。」
林斗は最後にいくにつれて艶めかしく、妖しく言葉を発した。男でも女でもこれは理性がやばくなるね。まぁ、そんな感じでも別にそんな男女の仲とかにはならないはずだからね。人間と神様だし。
「ちょっとその話し方はやめてくれるかな!?なんかいけない気持ちになるんだけど!?話を戻すけど、一緒に住むのは5日だけだからね。契約は最後の日にやるから。」
「え?あぁ。はい。わかりました。ところで住むと言っても…どこらへんで寝れば良いんですか?そこら辺の床とかでですか?」
「生活に関しては、私と同じベッドで寝て。食事とかは私料理出来ないから頑張ってね。服とかも私のを使って。」
「えっと…それは色々と駄目なんじゃないですかね?男女が同じベッドって。」
「大丈夫だよ。多分。林斗が私の美貌に魅了されて襲って来なければね。」
「本当に襲うよ?」
「林斗くん。それは段階を踏んでからじゃないといけないよ?」
「いや、さすがにバステッタに色々したりはしないよ。いくらとても可愛い美少女と一緒のベッドで寝たりしたって。僕は僕の事が好きな人としかそういうことしないからさ。」
「君さらっと私の事褒めるのなんなの!?何!?ポイント稼ぎ!?私を惚れさせたいの!?」
「いや…好きっていう気持ちはあくまで評価ではなく感じた事。その人はカッコいいから、かわいいからとかいう見た目の評価や話してるところを見ただけの評価は、自分の気持ちではない。だからもしバステッタに好きになって欲しいと僕が思ってたら、僕はしばらく一緒に行動したりして本当の僕を見て欲しいかな。」
何急にイケメンみたいなこと言ってるんだよー!美少女の顔してイケメンな事言うってさ!ていうかなんか急に林斗の顔見れなくなったんだけど!?なんで!?
「うにゃあーー!!」
「どうしたんですか急に。大丈夫ですか?お腹痛くなったりしましたか?それとも頭痛とか?吐き気とかしますか?大丈夫ですか?」
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