浜千鳥のペンダント

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結城の運転で木更津南インターで降り、ジュエリーショップへと向かった。 結城は車を停車させ、カーナビを見ながら 『多分、この辺りなんだけど………』 中瀬は周りを見渡し 『もしかしてあれかな?』 結城は中瀬が向いている方向を確認し 『あれだあれだ。車を駐車場に止めて行ってみようか。』 結城は車を駐車場に止めてジュエリーショップ店内に入り、 『すみません、ここのお店で浜千鳥のペンダントは取り扱ってますか?』 女性店員は 『浜千鳥のペンダントですか。確認しますのでそちらに座ってお待ち下さい。』 女性店員は奥の部屋に行き、結城と中瀬はイスに座り女性店員を待った。 結城はガラスケースの中を見ると 『やっぱり桁が違うよな。値段が凄いよ。』 中瀬は 『ピンキリだけど、やっぱり高いよね。』 結城は 『ピンキリのピンは誰が買うのか知りたいよ。』 中瀬は笑って 『滅多に買う人はいなさそうだけどね。』 結城は 『見てるだけでも目の保養って言うけど、俺からすれば目の毒だ。』 中瀬は 『確かに目の毒かもね。』 女性店員が戻り 『お客様、大変お待たせして申し訳ありません。お客様が申してました浜千鳥のペンダントですが、当店では取り扱ってませんでした。』 結城は 『特注品でもですか?』 女性店員は 『はい、特注品でも浜千鳥のペンダントを特注したお客様は居ませんでした。』 結城は 『そうですか、わかりました。ありがとうございました。』 結城と中瀬は店を出て駐車場に向かい、結城は車に乗りエンジンをかけた。 『明日、茂原市のジュエリーショップに行こう。』 中瀬は 『もう夕方だし遅いもんね。』 結城は 『なぁ、中瀬さん。』 中瀬は 『ん?なに………って………んんん………』 結城は中瀬を引き寄せ……… 『ゆ、結城君………んん…ん……は、激しい………胸…まで………んんん………』 結城は中瀬に熱い熱いキスをした。中瀬は結城に全てを託し力を抜いていた。
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