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中瀬は
『結城君には伝えてあるの?』
敬子は
『気になって今日、鶴田病院の産婦人科で診察受けたら六週目だって………つわりの事も六週目の事もわからなかったからまだ純君には伝えてない………』
越智は笑顔で靴に履き替え
『真田さん、おめでとう………これ、お祝いの乾杯しなきゃね。私、お酒頼んで来るね。真田さんはまた烏龍茶で良いの?』
敬子は
『うん、烏龍茶で。越智さん、お祝いの乾杯だなんて………そんな大袈裟な………』
小川は
『真田さん、おめでとう………これをお祝いしなきゃ何をお祝いするの?』
中瀬は
『おめでとう。って、そんな診断結果が出てたならあんな飲み方したら駄目だよ~。』
敬子はうつむきながら
『そうだよね、次は気をつけるね………』
佳奈枝も
『ごめん………おめでとう。結城君と敬子の赤ちゃん、生まれたら私は必ず見に来るからね。』
小百合も
『ごめんね………それとおめでとう。私もお敬と結城君のベイビー必ず見に来るよ。』
越智と野間口が酒を運んで来て、野間口は
『おめでとう………ご懐妊だって聞いたよ。今日はご懐妊記念でタダにしま~っす。』
そこに居た者は野間口の言葉に喜んだ。
敬子は
『良いの?私の身体が落ち着いてからの方が………』
野間口は笑って
『良いの良いの。今日はご懐妊記念って事で居酒屋大将からのお祝いだよ。落ち着いてからもまたお祝いすれば良いじゃん。』
敬子は
『野間口君、本当ありがとう。』
小川は越智に
『もう一度乾杯しようか。』
越智は
『私が音頭を取らせて頂きま~っす。皆さん、手に飲み物は持ってますね。それでは真田さんご懐妊を祝って乾杯ッッッ!!』
そこに居たメンバーは
『乾杯~ッッッ!!』
小百合は
『結城君にはいつ知らせるの?』
敬子は
『まだ決めてないんだ。驚かせようと思ってさ。』
佳奈枝は
『本当にサプライズだね。でも、結城君より先に私達が知っちゃったけど良いのかな?』
小川は
『それはしょうがないよ。』
敬子はお腹をさすりながら
『純くんとの赤ちゃん………凄い嬉しい………だけど年齢的に怖いんだ………』
小川は
『大丈夫よ。今の医療技術は発達してるし、何かあれば私や越智さんに聞くと良いよ。だから安心してね。』
敬子は笑顔で頷き
『ありがとう。その時はよろしくね。』
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