1149人が本棚に入れています
本棚に追加
/275ページ
居酒屋大将18時
野間口は越智に
『今日はご馳走するから、好きなだけ食べて飲んでよ。』
越智は申し訳なさそうに
『本当に良いの?』
結城は笑って
『良いんだよ。野間口が気持ち良く言ってるんだから、ここは遠慮しちゃ駄目だよ。』
越智は
『本当にありがとう。』
野間口は
『越智さんは何飲む?結城は日本酒か?』
結城は
『日本酒いつもので。』
越智は壁に掛けてあるメニューを眺め
『生ビール大ジョッキ、良いかな?』
野間口は厨房に行き、生ビール大ジョッキと日本酒を持ってきてテーブルに並べた。
『越智さん、飲んで食べてよ。今日の魚は市場で良いマグロがあったから、親父が競り落としたみたいでさ。今日はマグロの刺身食べてって。』
越智は目の前にある食べ物を見て
『ありがとう。いただきます。』
結城は
『美味しそうじゃん。やっぱり親父さんは凄いな。』
野間口は生ビールを片手に
『まだまだ親父を超えるのは時間がかかるよ。越智さん、他に食べたいものがあれば遠慮なく言って。』
越智は生ビールを飲み、マグロの刺身を一切れ食べて
『うん、わかった。ってか美味しい。』
野間口は生ビール大ジョッキを一気に飲み干し
『やっぱり1日の締めくくりはこれじゃなきゃな。』
結城は日本酒を一口飲み笑って
『お前は本当に豪快だな。』
野間口も笑って
『このぐらい豪快に飲まないと飲んだ気になれん。』
越智も笑って
『野間口君、凄い。』
野間口は厨房に行きまた生ビールの大ジョッキを持って来て、また飲み始め
『お前、本当に凄いな。ピッチが早いぞ。』
野間口は
『これがなきゃ俺じゃない。』
結城は笑って
『確かにそれがなきゃ野間口じゃねぇよな。』
越智も野間口を真似て
『私も一気行きま~す。』
越智は生ビール大ジョッキを一気に飲み干し
『ぷは~、美味しいっ!!』
結城はその姿に驚き
『越智さん、すげーな。』
野間口も越智の豪快さに驚き
『小柄な身体でその豪快さが凄い。次も生ビール?』
越智は笑って
『凄い気持ち良い~。うん、生ビール大ジョッキほしいな。』
最初のコメントを投稿しよう!