鴨川広場の夜が更けて

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結城の肩に敬子の頭を乗せてる状態で 『なぁ、敬子………』 敬子は 『純くんこそ改まってどうしたの?』 結城は 『俺達は結婚式をやるんだよな………』 敬子は 『そうだよ………純くんが退院して、色々決めてから結婚式をやるんだよ………でも、どうしたの?』 結城は 『敬子と結婚するにあたって、まだやる事があったよ。』 敬子は 『まだやる事ってなに?』 結城は 『退院してからでも良いと思ったけど、それ今やっても良いかな?』 敬子は 『良いけど………何をやるのかさっぱりわからないよ。』 結城は深呼吸をし 『敬子、俺達は高校一年からの仲だったよな。本当に長い付き合いだよね。』 敬子は 『そうだね、それ考えると長いよね。』 結城は 『お互いに嬉しい時も悲しい時も楽しい時も寂しい時も、苦楽を共にして………だけど俺は敬子がずっと側に居てくれて、いつも笑顔で居てくれた………敬子が一番大変だったはずなのに、それでもいつも笑顔だったよな。』 敬子は黙って結城の言葉を聞いていた。 結城は 『俺は敬子の笑顔にいつもいつも救われた。だからここまでこれたと思ってる。本当にありがとう。俺は敬子と出会えて本当に良かったし、この偶然に本当に感謝してる。』 敬子はベッドに座ってる結城の前に立ち 『私は純くんが凄い頑張ってくれたから、だから純くんを信じてついていけたんだよ。』 敬子は結城の顔を見ると涙が出ていた。 結城は話しを続け 『俺、そう言えば敬子にプロポーズ言ってなかったなって思ったんだ。だから今言わせてもらうね………』 敬子は結城の言葉に一瞬驚き 『えっ………うん、わかった、言ってほしいな………』 結城は敬子の顔を見て 『敬子の残りの人生を俺に預けてくれませんか………?俺と結婚して下さい。必ず幸せにします。どうかお願いします………』 敬子も結城の言葉に目から涙が溢れ 『前にも言ったけど、こんな女で良いの?』 結城は 『俺は敬子しか見えてないよ………』 敬子は間を置き気持ちを落ち着かせて 『ふつつかな………私ですが、末永くよろしくお願いします。』 結城は 『俺の方こそよろしくお願いします………』 結城は敬子を抱きしめた……… 結城に抱きしめられてる敬子は 『純くん、プロポーズありがとう………凄く凄く嬉しかったよ………』
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