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野間口が厨房に行き、生ビールを持ってきて越智に渡すと
『ありがとう。久々に楽しい………』
結城は笑って
『今日は嫌な事忘れて飲みまくろう。』
ガラッッッ………
居酒屋大将の出入口のドアが開き
野間口は店に入ってきたお客に
『いらっしゃ～い。』
『純君達、もう飲み始めてるし。』
『結城君も酔いどれじゃん。』
入ってきた客は敬子と中瀬だった。
その姿を見た越智は
『えっ？真田さんと中瀬さん？』
敬子は笑顔で
『越智さん、久しぶり～。懐かしいね。』
中瀬も越智に笑顔で
『越智さん、卒業以来だね。』
越智は何が何だかわからず
『真田さんと中瀬さんがどうして？』
二人は結城達が居る席に座り、敬子は結城を見て笑いながら
『私はそこで日本酒を飲んでる人と婚約してて、今同棲してるの。』
越智は嬉しさと驚きで
『そうなんだ～。真田さん、おめでとう。幸せになってね………って事は便利屋さんも一緒に？』
敬子は中瀬を見て
『私が事務担当してる。で、中瀬さんが………』
中瀬は笑って
『で、私がそこで日本酒を飲んでる人の会社で社員として働かせてもらってるの。』
結城も笑って
『で、ここで日本酒を飲んでる自分が一応社長としてやってるんだけど、そこでサワー飲んでる事務員と言う名の会長に操られてる社長が正解………痛てっ!!』
そう言った後、敬子は笑って結城の横っ腹をつねった瞬間、周りは爆笑した。
越智は羨ましそうに
『二人共仲が良いね。羨ましいな。』
野間口は厨房に行きサワーも持ってきて2人に渡した。
敬子と中瀬は野間口にお礼を良い
『さっき純君から電話があったけど、今日はうちに泊まっていってね。』
越智は申し訳なさそうに
『真田さん、ありがとう。ごめんね。』
野間口は
『また乾杯しようか。』
結城はおしぼりを絞りマイク代わりに使い
『よっしゃ、皆さんお酒持ってますか～？元気があれば何でも出来る!!いいですか～？１、２、３、カンパ～イ!!』
野間口は爆笑し
『お前は猪木か。』
結城も爆笑し
『馬場の方が良かったか？』
野間口は
『鶴田が良かったな。』
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