結城敬子~小さな天使~

15/15
1149人が本棚に入れています
本棚に追加
/275ページ
『オギャ~オギャ~………』 華蓮が泣き出し敬子は華蓮をあやしながら 『華蓮ちゃん、ごめんごめん。』 結城は華蓮のほっぺを人差し指で軽く触り 『華蓮、ごめんな。』 華蓮は笑って 『キャっキャっ………』 結城は 『敬子、ごめんな。』 敬子も 『純君、ごめんね。』 中瀬は 『あら~、華蓮ちゃんが二人のじゃれあいを止めちゃったよ。』 小百合は 『華蓮ちゃん本当に凄いね。一回目で止めちゃったね。』 越智は 『華蓮ちゃん強し………だね。』 結城は笑顔で 『敬子、今日は朝からじゃれあっちゃったね。』 敬子も笑顔で 『うん、今日は朝からじゃれあっちゃったね』 小百合は呆れた様子で 『今日も朝からじゃれあっちゃったね………って、はいはいって言うしかないよね。』 中瀬も呆れた様子で 『もう勝手にやってって感じだよ。』 越智も呆れた様子で 『呆れて笑いしか出てこないし………』 結城は 『まぁ、そう言うなよ。なっ敬子。』 敬子は 『そうだよ。そう言っちゃ駄目だよ。ねっ純君。』 中瀬は 『この二人、仲が良すぎだよ………』 小百合も 『もう、ご馳走様としか言えない………』 越智は 『野間口君とここまで仲良くなれる自信はないな~………』 敬子と結城は三人の言葉に顔を赤くし照れていた。 プルルル、プルルル、プルルル……… 事務所の電話がなり敬子が電話をとり 『もしもし、便利屋純一郎です。はい、はい、ありがとうございます。はい承ります。はい、よろしくお願い致します。』 敬子は電話を切りメモした紙を結城に渡し 『また仕事が入ったよ。仕事内容はね………』 結城はメモした紙を確認し 『仕事内容は?………』 中瀬は結城の横からメモした紙を確認し 『仕事内容はなに?………』 敬子は 『仕事内容はね………』 『キャっキャっ………』 END………
/275ページ

最初のコメントを投稿しよう!