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パ ン !!
「カッハアアアアアアアアアアアアア!?」
簡素な発砲音が響き、
直後飛び去る筈のドラゴンは血を流して再び檻の中へと舞い戻る。
「ドラゴンを撃つのです」
「お父さん!?」
「遅かったじゃないか」
禍罠長屋留生
一日早く、北海道に現着していた我々の六人目の仲間だ。
何を隠そう彼は禍罠長屋視越君のお父さんだ。
妻が凶悪な魔女に変化し、失踪した事からやけを起こし
働きもせず酒を飲んで息子に暴力を振るっていた過去がありました。
とある魔法少女の協力で彼を更正させたのも懐かしい思い出。
「ガハアアア!馬鹿な!馬鹿な馬鹿な!ワイが人間なんかに…」
「心臓を撃ち抜いた、こいつは時期に死ぬがそれでもドラゴンの生命力は凄まじいのです
今ここで確実にトドメをさすのです」
「ああ、トドメはまかせるよ。でもその前に」
私はドラゴンの部位を切り取り銅鑼琴玖飯胎くんに食わせてやる。
「美味しいいぃぃぃ!!」
彼は狂喜乱舞し、腐り落ちるのを待つのみだった脚が全快したではないか!
「ドラゴン、お前らが何匹こようとも我々はもう負けないよ」
「はん、ワイを倒したぐらいでイイ気になるなよ人間!
いいか、ワイなんか只の使いっ走り!最底辺の雑魚やで!」
「負け惜しみを」
「いや、待て。そう言えば戦って違和感があった…お前はエンシェントドラゴンでは無いのか?」
「はっ、
何を馬鹿な…
ワイはワイバーンや!!」
続く?
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