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「事故が怖いな!」
チーパパは半年前から、手術を恐れて、気が滅入っていた。
心の半分は憂鬱であった。
「何せ、はじめての手術なんだから」
考えれば考える程、怖かった。
「胆嚢がぐじゃぐじゃなんだから」
「将来的には癌になりますよ」医者に言われていた。
「何時かはとらなければならないな」
心の葛藤は続いていた。
「旅に行くのにも、何時、爆弾が破裂するか。不安だしな」
チーパパは旅にも出られないでいた。
虚しさだけが込み上げていて、不安な毎日だった。
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