第2話

1/1
前へ
/5ページ
次へ

第2話

ーーーーどーゆうことや...? 頭が追いつかへん。 さっきようやく20歳になれたかと思ったら、また中2に逆戻りかよ。 「......崚行?ホンマに大丈夫?」 よくみたら寿々歌も今に比べてちょっと幼い気がする。 「今日の収録いける...?」 「へ...?あ、収録か」 そうか。今、楽屋にいるってことは収録前ってことか。 「収録まであとどれくらい?」 「あと~...あ、まだ1時間もあるわ」 「そうか、」 ふと周りを見回してみると、楽屋にいるのは俺と寿々歌だけだった。 てれ戦時代、特に2012年度は俺たち2人だけってことは少なかったはず。いっつも玲音とか朱里とかもいたし。 とりあえず今の状況をできるだけ把握せな。 「......なぁ」 「ん?」 寿々歌はスマホを見ながら適当に相槌を打ってくる。 そうそう、こいつはこんなんやったわ。 「今日ってさ、、え~っと、何日やったっけ?」 怪しまれないように、慎重に慎重に。 「うわ~、なにー?もうわざとらしいわっ」 すると思ってもみない寿々歌の返事。 俺、いま日付聞いただけやんな?やのに何その反応? すると..... 「今日は8月26日!長江崚行さんの誕生日ですー」 つづく、
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加