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せめて教科の頭文字くらい言ってほしかったな!新井!あと4教科ボロクソだな!まあ頑張れ!
…あ、そういえば…
「原ちゃんは?わりと頭いいけど、内申点どれくらいあるの?」
なんとなく気になるなー…と思ったため、聞いてみた。
これで成績よかったら泣く。
「私か?あー…たしか…数学以外オール4。数学は5」
「何でそんなにいいんだよこの野郎!」
私は、床に倒れながら床を殴った。ダァン!と、大きい音が鳴った。木の床にカーペットだったからか、音は多少吸収された…けど、これ近所迷惑だな!ごめん原ちゃん!
「だからといって床を殴るな跪な、片臣は乗ろうとするな!あと神田のほうがわりといい気がするんだが気のせいか!?」
「気のせいだよ、新井!」
「うわ本当だいつの間に!あとその表現はまずいぞ新井!」
「気になったんだよ…!神田の上に乗ったらどうなるか、と…!」
「気にするなそんなこと!とりあえず神田の上から降りろ!」
なんでかパニック状態になり、皆焦っていた。こいつらどうしたんだ、私よりうるさいじゃないか!よかった近所迷惑仲間居た!というかお隣さんよく注意しないな!いい人か!?いい人なのか!?
私がそう思っている間に、事は片付いていた。片臣は縄で縛られ、原ちゃんはその縄を持ちながら椅子に座っている。新井?新井は原ちゃんの向かい側の椅子に座ってる。…って
「片臣!?え、片臣!?何があった!?」
「神田の上に乗ろうとしたから縛った」
「だからって酷いな!犬扱いは!…でも…まあ…片臣、ドンマイ!」
「…」
「…こいつ寝てやがる…この状況で…!」
「いや今眠りスキル発動させるな!勉強しにきたんだろ!?」
片臣が寝てしまったあと、新井が華麗なるツッコミを入れた。そういえば、原ちゃんと新井って似てない?キャラ被ってない?入れ替わっても普通に生活できそうだな羨ましいぞ畜生!
片臣が眠ってしまったため、私達は布団を用意し始めた。結局勉強してないね!まあいいか!
「…あ、そういえば…夜ご飯は?」
「上から降ってくる」
「え!?…っていった!痛いな!誰が落とした!」
「俺ー」
「…お前誰だよ!」
上から声が聞こえたため、顔を上げると…原ちゃんにちょっと似てる、年下っぽい童顔の男の子がいた。ちなみに、降ってきたのは栄養食品とレトルトカレーだった。カレー…最近食べてないな
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