2話:勉強って大切だよね

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「よーくーあーさー」 「おい、今誰が言ったんだ。片臣か新井か神田か」 「私が言ったよー原ちゃん…おはよー…」 おはよう諸君、私だ。 そう言いたかったが、私には無理だった。 そう、私は寝起きがかなり悪いのだ。 注意されても直せない。だって寝起きだもんね!しょうがないね! 原ちゃんは、呆れたような動作をし、こちらを見た。 「…寝起きか」 「寝起きだ」 「おやすみ…」 待って、今1人違う人居たよね。片臣だよね。寝ようとしてるよね。 え?これ起こすの?起こすべきなの?それとも寝かせるべきなの?あ、原ちゃん達を眠らせればいいのか、そうか、そういうことか。 私は、笑顔で原ちゃん達に近づいた。 やだなあ、身構える必要などないのだよ?何故身構える?もう照れちゃう! そう思いながら、1番近い原ちゃんの布団を新井に投げつけた。思いっきり投げつけたから、倒れるはずだ。 新井は、案の定倒れ、敷布団にダイブした。 今日は休みだからいいよね! 「寝たいよ原ちゃんということでおやすみ…」 「まあいいや私も寝よう」 「おい原田戻ってこ…やっぱりおやすみ」 片臣は既に寝てるので問題無し! 私達は、布団に入り、眠りについた。 そもそも、朝の五時に起こされて、寝ようとしない奴が居るのか?片臣が起きたの実質奇跡だよねこれ。 あれ?そもそも昨日何時に寝たっけ? たしか、夜ご飯を食べたあと勉強して、おト…お手洗いに行こうと思って1階に行ったら原ちゃんの弟が居て、しりとりして部屋戻って怒られて… …そのとき、たしか…12時だったような… …原ちゃん、寝る時間考えよう?いつも何時に寝てるの?いつも12時に寝て5時に起きてるの?体壊すよ!? どうしよう、考え始めたら急に眠れなくなってきた。たしか、こういう時は誰かに抱きつくと眠れるとか聞いたことがあるような無いような… クラスの女子が言ってたような?たしか、異性に抱きつきながら寝ると何かホルモンとかいうよくわからない成分が分泌されて眠りやすいらしい。真偽は定かでは無いけど、試してみるとわかるよね! 私は、1番近い片臣に抱きつくことにした。私の右隣に居るから1番近い。ちなみに左隣は原ちゃん! 新井が1番離された理由は、寝相が悪いかららさい。私はよく知らないけど、原ちゃんに抱きついてたんだって!やっぱり異性に抱きつくと寝やすいんだね!早速実行しよう! 私は、片臣の布団に入った。 暖かい…
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