2話:勉強って大切だよね

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片臣よりも優しいツンデレがいるのかな?いやいないよね!絶対いない! まあ、たまに変になるけど、しょうがないよね!人だもんね!人じゃないと思ったやつは全員コンビニで1円足りない地獄にかかれ。 「いやー、片臣と帰るの久しぶり…でもないね!あ、1句やってみて」 「神田さん、いつになったら、落ち着くの」 「片想いにでもなれば落ち着くんじゃない?知らないけど!」 「えー…」 片臣、いつ寝たんだろ。寝起きじゃない?テンション下がってない?あと原ちゃんたちはどこに行ったんだよ…姿が見えないんですけど!? 「神田の考えてることを当ててやるぜ…!」 「あ、テンション上がった!で、私は何を考えてるの?」 「神田は…原田たちはどこに行ったんだ…と、考えてるな!?」 「え、待って当たってる。怖い」 いつの間にテレパシーを取得したんだ…!? 私達がくだらない会話をしていると、いつの間にか原ちゃんの家に着いていた。 片臣に着いて行ったら、何故か着いていた。 「…何故ここに?」 「…まり」 「ん?なんて?」 最後の2文字は聞き取れたが、最初が聞き取れなかったため、問い直した。 嫌な予感しかしないのは多分気の所為だ。うん。気のせいだ。勉強なんてするわけがないんだ。だから大丈夫だ。うん。 私がそう暗示をしていると、 「…勉強会。しかも泊まり」 と、片臣が絶望的な言葉を発した。 …嘘だ…!たとえ原ちゃんたちとの久しぶりのお泊まりだとしても、勉強は嫌だ。なんとしてでも逃げ出さねば。 私は、そう考えた。片臣が申し訳なさそうにしてるところを見る限り、原ちゃんが考案したと思われる。 「…Really?」 「うん。本当」 ちなみに、“Really”というのは英単語であり、日本語で“本当”という意味だ。つまり“Really?”は“本当に?”という意味である。1つ賢くなったね!やったね! 私達は、原ちゃんの家の玄関で会話していた。…そのせいか、原ちゃんが扉を開け、静かな声でこう言った。 「…早く入れ。新井も待ってる」 「すみませんでしたあ!」 原ちゃんに催促され、私達は原ちゃん宅にお邪魔した。あの原ちゃんは危ない。少し怒り気味になりつつも丁寧に接した結果の原ちゃんだ。私知ってる。 「お前ら…遅い!今何時だと思ってんだ!」 「同感。神田、お前は女なんだから」 「いやそれ原ちゃんもじゃない?」 矛盾してるよ、原ちゃん。
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