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片臣よりも優しいツンデレがいるのかな?いやいないよね!絶対いない!
まあ、たまに変になるけど、しょうがないよね!人だもんね!人じゃないと思ったやつは全員コンビニで1円足りない地獄にかかれ。
「いやー、片臣と帰るの久しぶり…でもないね!あ、1句やってみて」
「神田さん、いつになったら、落ち着くの」
「片想いにでもなれば落ち着くんじゃない?知らないけど!」
「えー…」
片臣、いつ寝たんだろ。寝起きじゃない?テンション下がってない?あと原ちゃんたちはどこに行ったんだよ…姿が見えないんですけど!?
「神田の考えてることを当ててやるぜ…!」
「あ、テンション上がった!で、私は何を考えてるの?」
「神田は…原田たちはどこに行ったんだ…と、考えてるな!?」
「え、待って当たってる。怖い」
いつの間にテレパシーを取得したんだ…!?
私達がくだらない会話をしていると、いつの間にか原ちゃんの家に着いていた。
片臣に着いて行ったら、何故か着いていた。
「…何故ここに?」
「…まり」
「ん?なんて?」
最後の2文字は聞き取れたが、最初が聞き取れなかったため、問い直した。
嫌な予感しかしないのは多分気の所為だ。うん。気のせいだ。勉強なんてするわけがないんだ。だから大丈夫だ。うん。
私がそう暗示をしていると、
「…勉強会。しかも泊まり」
と、片臣が絶望的な言葉を発した。
…嘘だ…!たとえ原ちゃんたちとの久しぶりのお泊まりだとしても、勉強は嫌だ。なんとしてでも逃げ出さねば。
私は、そう考えた。片臣が申し訳なさそうにしてるところを見る限り、原ちゃんが考案したと思われる。
「…Really?」
「うん。本当」
ちなみに、“Really”というのは英単語であり、日本語で“本当”という意味だ。つまり“Really?”は“本当に?”という意味である。1つ賢くなったね!やったね!
私達は、原ちゃんの家の玄関で会話していた。…そのせいか、原ちゃんが扉を開け、静かな声でこう言った。
「…早く入れ。新井も待ってる」
「すみませんでしたあ!」
原ちゃんに催促され、私達は原ちゃん宅にお邪魔した。あの原ちゃんは危ない。少し怒り気味になりつつも丁寧に接した結果の原ちゃんだ。私知ってる。
「お前ら…遅い!今何時だと思ってんだ!」
「同感。神田、お前は女なんだから」
「いやそれ原ちゃんもじゃない?」
矛盾してるよ、原ちゃん。
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